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2014.09.10

株式会社アドリンク 上治太紀さん

僕らのアイデアが地域を変える

株式会社アドリンクは絶えず新しいアイデアを出し続け、

そのイノベーションによって地域社会の発展に寄与します。

どのようなお仕事をされているのですか?

主な業務内容は次の2点です。
1.海外から京都に来られた外国人観光客に対する、タブレット情報端末『TRAVEL PAD』の貸出サービス。
2.京都の居酒屋や料亭などを対象に、英語による、お店情報掲載と予約手続きの代行サービス。

『TRAVEL PAD』の特長を教えてください

テザリング機能のついたタブレット端末には、京都の観光地図やショップ情報、翻訳ソフトなどが入っています。またコールセンターを用意し、端末のテレビ電話機能を活用した、外国人のお客様の困り事を解決するコンシェルジュサービスも提供しています。

英語を話せるスタッフがおられるそうですね

私が在学する立命館大学の学生で、帰国子女を中心に英語のできるメンバーを集めています。彼らが、外国人に対するコンシェルジュサービスや飲食店の予約手続き代行サービスを担当します。本場仕込みの「外国人に通じる」英語によるサービスを、低コストで提供できるのも、当社の強みです。

なぜ、このサービスを始められたのですか

外国から来られるお客様の問題を解決するためです。
京都を訪れる外国人観光客は、年々増えています。しかも、京都は世界の観光地の中で「行ってみたい都市」No.1に選ばれました。それほど人気のある街にも関わらず、道ばたでたびたび目にするのが、分厚い観光ガイドと地図を手に悩んでいる旅行者の姿です。目的地までの経路がわからない人たちを助けるために、どうすればよいか。
タブレット端末での情報提供を思いつきました。これさえあれば重いガイドブックは不要です。端末にはGPS機能が付いているので、現在地がひと目でわかり、目的地までの経路も表示できます。

現役の学生ベンチャー企業だと伺いました

現在、立命館大学経営学部4回生です。2回生の時に最初の事業『0−Note』を立ち上げました。学生に広告付きのルーズリーフノートを無償提供するサービスです。
このサービスを使えば、学生をターゲットとするスポンサーは、狙う顧客にピンポイントで、かつ安価に広告を見てもらえます。学生は無料で、勉強に役立つノートを手に入れることができます。
価値と対価のバランスがとれたビジネスとして、大学も支援し、学内にノート配布用のスタンドを設置してくれました。
次に、フリーペーパービジネスを手がけました。京都を訪れる観光客に対して、気軽に使えるトイレを紹介するフリーペーパーです。この事業を展開している時に、コンテンツのデータ化を思いつきました。データならタブレット端末やスマホで簡単に提供することができます。このアイデアが『TRAVEL PAD』に結びつきました。

大学2回生で起業した上治社長とは、どんな方なのでしょう

特に頭が良いわけではないし、猪突猛進型のような行動力にも恵まれていません(笑)。ただ、二つばかり取り柄があります。
一つは、中学時代に野球とテニス、高校大学ではバレーをやりましたが、いつもキャプテンに選ばれました。といっても「黙って俺についてこい」というタイプではないですね。自分でも、なぜキャプテンに選ばれるのかわからないのですが………。監督や先輩が、こいつなら何とかするだろう、と思ってくださったようです。
もう一つは、基本的に勉強は苦手なのですが、世界史だけは「超」得意です。高校時代に全国模試で1番を取ったほどです。だから、歴史上の人物が、どんな時に・どんな理由で・どのような決断を下したか。歴史を動かした事件の裏側にある流れはだいたい理解しています。この知恵は、自分が何かを判断する際に、とても役に立っています。

今後のビジョンについてお聞かせください

『TRAVEL PAD』サービスは、京都市交通局協力会によって、外国人観光客への価値提供に値すると判断されました。その結果、京都駅前にあるバスのチケットセンターで、端末の貸出業務を請け負ってもらっています。京都駅の観光案内所『京ナビ(正式名称:京都総合観光案内所)」では、デジタルサイネージでのサービス告知と併せて、案内チラシを置いてもらっています。
また、京都を代表するホテルや外国人を対象とした町屋レジデンスでの貸出サービスも試験的に始まりました。
今後は、貸出サービスの充実を図るとともに、通訳や翻訳サービスの強化を考えています。京都の多くのお店が、外国人のお客様に対するサービスをもっと提供したいと考えています。そのお手伝いを通じて、京都を海外のお客様にとってより魅力的な町にすること。これが私のミッションだと考えています。

shareKARASUMAを事務所に選んだ理由は何でしょう

ビジネスプランコンテストの賞品として3ヶ月間無料で利用できたことがきっかけですが、期間終了後も継続して利用することにしました。
まず、抜群の立地の良さがあります。『TRAVELPAD』の貸出拠点となる京都駅まで、地下鉄で5分もかかりません。一方で、町のど真ん中なので、通訳や翻訳サービスのクライアントに打合せに向かうのにも便利です。
さらには、ベンチャーに対する多様な支援を受けられることも大きなメリットです。シェアオフィスには起業家の先輩方や、各種コンサルティングをされている方がたくさんおられます。ノウハウを持っている方に、雑談感覚で気軽に相談できること(ホントなら、きちんとしたフィーをお支払いする必要があると思いますが、学生ベンチャーということで大目に見てもらっています)は、私のような新米にはとてもありがたいサポートになっています。
こんな充実した環境が、驚くほど安価な会費で得られることは、何よりのメリットです。